スーパーフェレットとノーマルフェレットについて
フェレットには、スーパーフェレットとノーマルフェレットと呼ばれる2つのタイプがあります。
そこで今回は、スーパーフェレットとノーマルフェレットの違いについて。
また、ノーマルフェレットを飼うリスクについて詳しくご紹介します。
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スーパーフェレットとは
フェレットのほとんどは、生まれてすぐに臭腺を取り除く手術と、生殖腺除去手術(メスは避妊、オスは去勢)を行っています。
その二つの手術を受けているフェレットのことをスーパーフェレットと呼びます。
現在、日本のぺットショップで販売されているフェレットについては、スーパーフェレットがほとんどで、生後まもなく手術が行われております。
手術によって、フェレット独特の体臭のほとんどは取り除かれます。
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さらにはメスに起こる不妊症による危険を回避したり、発情期による体臭や、発情期に起こる凶暴性も心配ないでしょう。
ノーマルフェレットと比べると、性格はおっとりしていて体格が小さいのが特徴です。
また、噛み癖やトイレ、気性なども許容範囲までしつけることが可能です。
避妊・去勢されたフェレットにはファームの証明書が付いていますので、フェレットを購入した際には必ず購入ショップからもらうようにしてください。
ノーマルフェレットとは
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スーパーフェレットとは反対に、臭腺を取り除く手術と生殖腺除去手術(避妊、去勢)がされていないフェレットをノーマルフェレットと呼びます。
まさに生まれたままの状態です。
特徴として、オス・メス共にスーパーフェレットよりも体が大きくなります。
生殖腺が取り除かれていないので、発情期になればオス・メスともに発情し、子を作るための準備を始めます。
手術をしていないので、成長とともに肛門付近にある臭腺から強い臭いを出すようになります。
オスは体臭が強くなり、かなり臭うこともあります。
この臭いをとるには手術で臭腺を取り除くことが必要です。
また、フェレットは交尾排卵動物なので、メスは交尾しない限り発情が続き、貧血を起こしてしまいます。
これによりエストロジェン中毒と呼ばれる病気になることもありますので、出産の予定の無いメスのフェレットには必ず避妊手術が必要となります。
参考記事→フェレットの繁殖
ノーマルフェレットを入手することは難しいことではありませんが、飼育がとても難しいためフェレットを飼う場合は、スーパーフェレットの方が良いでしょう。
ノーマルフェレットを飼うリスク
ノーマルフェレットはフェレットとしては自然な状態です。
現在では手術を済ませたフェレットがほとんどで、ノーマルフェレットをペットショップで見かけることはほとんどありません。
ノーマルフェレットを入手する方法は、ノーマルフェレットの入手ルートを持っているペットショップに取り寄せてもらう方法か、一般家庭で繁殖したフェレットを入手する方法の2つです。
稀に手術ミスや手術済みだと言われていたのに実際は、ノーマルフェレットだったという事もあります。
生後8ヶ月から1年以内には、遅くても手術を終えるのが理想だと言われています。
ノーマルフェレットを飼うということは、手術をするのか、しないのか、手術をするであれば手術する時期はいつなのか、飼い主の手にゆだねられています。
もし、これらの手術をしないのであれば、フェレットの臭いや発情期の行動も覚悟しなければなりません。
また飼い主が周囲への配慮と適切な判断を忘れないようにしましょう。
去勢・避妊手術や臭腺除去手術を行うときは必ず獣医師にお願いしましょう。
さらに繁殖後の問題もあります。
メスのフェレットは産まれた年の翌春に発情します。(人間と暮らしていると 生後4~5ヶ月で発情する場合もあります)
産まれた子は飼い主が全て飼うのか、里親に出すのかなど、すべての問題を事前に考えましょう。
参考記事→フェレット里親になる方法と実際にあったトラブルとは
飼えなくなったからといって放すことだけは避けねばなりません。
ノーマルフェレットを飼う場合には事前にあらゆる問題についてしっかり考えましょう。
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。