フェレットは臭い?においの原因と対策方法
フェレットが臭い理由
動物はある程度の臭いがあります。
中でもフェレットはとくに臭いが強いと言われています。
それはフェレットのもつ習性に原因があります。
フェレットはイタチ科の動物です。
イタチといえば、縄張りを主張したり、身を守るために臭いをはなちます。
フェレットもまた肛門近くに臭腺という臭いを発する機能が備わっており、これが臭いの原因になります。
臭腺の処理をしていないフェレットを室内で遊ばせると、ソファーや絨毯、壁などいたるところに分泌物を付着し、室内が臭くなってしまいます。
さらにはフェレットのオスは発情期になるとこの臭いがさらに強くなり、凶暴になることもあります。
メスの場合は発情期に交配する機会がないと持続発情になり、この状態が続くとまれにエストロジェン中毒によって貧血を引き起こし、最悪の場合は死につながることもあります。
参考記事→フェレットの繁殖
これではペットとして飼うのことをためらってしまいます。
しかし、日本で販売されているほとんどのフェレットは、生まれてまもなく生殖腺除去手術(雌は避妊・雄は去勢)と臭腺を取り除く手術が行われています。
この2つの手術を行うことによってニオイの原因も発情期もなくなり、ペットとして安全な動物になります。
この2つの手術を行っているフェレットのことをスーパーフェレットといいます。
ペットとしてフェレットを飼うときは、人間側としてもフェレット側としても臭腺を取り除いたり、去勢、避妊手術をしてあげることがとても大切です。
ただ、手術をしたからといって完全に臭いが取り除けるわけではありません。
手術をして臭腺のないフェレットの体臭は、犬や猫と同じ程度の臭いを感じます。
ただ、臭いの感じ方には個人差があり、フェレットの臭いがどの程度のものか気になる方も多いと思います。
これからフェレットを飼う方はペットショップに行った際、実際のフェレットの臭いを嗅いでみてこの臭いと長く付き合っていけるかどうかを判断するのもひとつの方法です。
ここでひとつ注意していただきたいことは、日本のペットショップでフェレットを購入する場合、手術しているのが一般的ですが、販売価格があまりにも安い場合には手術が済んでいない可能性もあります。
避妊や去勢手術を希望する場合には、各種証明書を発行してしてもらって下さい。
フェレットを飼う前には良く調べてから購入するのが重要です。
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臭いを軽減する方法
ペット臭は飼い主の努力によってフェレットの独自のにおいを改善できます。
ここで紹介する対策方法はフェレットだけでなく犬や猫などペット臭を軽減させるにも効果的です。
ケージ・飼育用品の掃除
もっとも臭いがつくものはケージです。毎日ケージの拭き掃除をします。
可能であれば、週に1~2回丸洗いするようにしましょう。
日光消毒するのも効果的です。
フード皿・給水ボトルを清潔にする
用品を洗う際はペット用のもので洗ってください。
洗剤の使用は控えます。熱湯消毒を行いしっかり乾燥させます。
トイレを掃除する
フェレットはきれい好きなのでトイレが汚れていると他で排泄してしまうことがあります。
排泄物は臭いの原因にもなりますので、排泄後にペット用トイレシートやトイレの砂を速やかに取り換えると良いでしょう。
できれば1日2回掃除しするのが望ましいです。
ハンモックを取り換える
ハンモックや布製のものは予備のものを準備しておくといいでしょう。
汚れた際は取り換えます。
抜け毛
抜け毛も臭いの原因となります。
粘着クリーナー(コロコロ)や洗濯などで清潔にしてあげます。
参考記事→フェレットの毛づくろいや抜け毛による毛玉予防(毛球症)
定期的にお風呂に入れる
臭いが気になるときはお風呂にいれます。
洗いすぎはかえって臭くなることがありますので1か月に1回で十分です。
参考記事→フェレットのシャンプーとお風呂の入り方
【カンファペット】ペット用の空気除菌スプレーを使う
人間より嗅覚の強いフェレットにはスプレーなどの消臭剤は体には負担になることも多いです。
消臭スプレーを使う際は必ずペット用のものを選んでください。
カンファペットは、臭いの元を分解し消臭します。
ペットの目や口に入っても安全です。
もちろんフェレットにも安心してお使いいただけます。
ここまで対策をすればかなり臭いは軽減されます。
日常的に清潔に保つ工夫をすれば臭いも気にならず快適に過ごすことができるでしょう。
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。