フェレットにかかりやすいインスリノーマの原因と症状

家族であるフェレットにはいつまでも健康で長生きをしてほしいと願うものです。

そのためにもフェレットに起こりうる病気を事前に理解し、早期発見と早期治療ができるようにしておきましょう。

そして、体調の異変に気付いたらすぐに獣医さんに相談しましょう。

フェレットのよくある病気としてインスリノーマがあげられます。

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インスリノーマとその原因

膵臓(すいぞう)にはβ細胞と呼ばれる細胞が存在します。この細胞が腫瘍化したものをインスリノーマといいます。

フェレットの低血糖症には、膵臓に発生したインスリノーマ(腫瘍)が原因となります。

膵臓のβ細胞はインスリンを生産する細胞です。

インスリンは血糖値を低くさせる作用があります。

そのため、腫瘍性に増殖したβ細胞からは必要以上のインスリンが生産されてしまいます。

この必要以上のインスリンが低血糖症を引き起こします。

インスリノーマのフェレットは、膵臓に腫瘍ができ、腫瘍化した細胞からインスリンが多量に分泌されることによって血糖値が低下し、さまざまな症状を引き起こします。

このインスリノーマにかかるのは3~5歳くらいのフェレットに多く見られます。

全体的にみると2歳の若いフェレットから高齢期にあたる年齢まで幅広く発症しています。

また発症率はオスとメスのほぼ同じです。

つまり全てのフェレットの発症の危険があるといえます。

早期に発見できれば手術や内服薬にて一定期間良好に保つことができます。

一番怖いのは合併症で、副腎腫瘍やリンパ腫などが併発しているケースです。

症状

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血糖値が低くなっていると起こる主な症状

初期症状

●ボーっとする

●視線が宙をさまよう状態

症状が進むと起こる症状

●口元を引っ掻く

●よだれを垂らす

●後肢がふらつく

●気持ち悪そうにしている

●体温が冷たい

●体重が減る

血糖値が上がるとまた自然に元に戻ります。

さらに血糖値が悪化すると起こる症状

●歩けなくなる

●失禁

●昏睡状態になり、痙攣、発作

この状態が長く続くと命の危険や後遺症が残る可能性があります。

診断

フェレット 病院

血液検査をすることで、血糖値が低いかどうかを調べます。

血糖値の数値が低い場合には、インスリノーマの疑いがあると考えられます。

通常時血糖値が80mg/dl以下、空腹時血糖値が60mg/dl以下の場合はインスリノーマと診断されます。(低血糖値については、各動物病院の検査基準によって若干の違いはあります。)

治療

インスリノーマと診断されたフェレットには、服薬による内科的な治療と外科手術があります。

2つの治療法はどちらがいいということはありません。

フェレットの年齢、体力、病気の重症度などを総合的に考慮して最終的に判断します。

膵臓にできた腫瘍は悪性のものが多い為、どちらの治療も完治することは難しいと言われています。

しかし、低血糖を起こさないようにするなど、状態を良好に保つにはどちらもたい大変有効な治療です。

内科療法

プレドニゾロンというお薬を飲ませ、低血糖の症状を抑えます。

このプレドニゾロンには、血糖値を上げるように作用する効果があります。

効果がない場合はジアゾキシドという薬を併用します。

この薬はインスリンの生産そのものを抑制する働きがあります。

指示通りに内服薬を服用することで、一定期間数値を良好に保つ事ができます。

それと同時に低血糖にならないような生活環境を考える必要もあります。

症状を抑えるだけですので、生涯にわたる治療が必要になります。

また免疫力低下やホルモン異常など薬による副作用の心配も少なからずあります。

外科的治療法

外科的治療は一般的に膵臓の腫瘍化した部位を切除し、インスリンの分泌を減らします。

早期に手術するほど経過良好となります。

効果は、内服薬よりも持続し、副作用もほとんどありませんが、外科手術は、高齢期の体力や病気を患っていて免疫力が低下している場合や赤ちゃんフェレットには体への負担を考えておこなわれない事がほとんどです。

そのような場合には、内科的な治療方法が実施されます。

家庭でのケア

フェレットがインスリノーマになってしまった場合、家庭でのケアも重要になります。

一般的には糖を与えた後すぐに餌を与える事で血糖値を維持します。

食事は少量ずつ頻回に与える、4~6時間以上食事を与えないと危険です。

食事の方法や家庭でのケアは必ず獣医師の指示に従ってください。

インスリノーマを早期発見するためには、定期的な健康診断を受ける必要があります。

血液検査である程度の予防策を取ることも可能です。

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今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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