フェレットの噛み癖やトイレのしつけ方法
フェレットのしつけ
フェレットは人によく懐き、愛情を注いであげればそれに応えてくれます。
飼い主との信頼関係を築く上でしつけは大切です。
しつけは繰り返すこによって身についていきます。
結果が出るまでに時間がかかることもあるでしょう。
諦めてはいけません。
飼い主は根気強く、そして楽しくしつけすることが一番大切です。
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名前を覚えさせる
色々な物音を聞きわける能力があります。
名前を覚えさせるのはちょっとしたコツがあります!
●名前を呼んでおやつや嗜好性の高いもの与える。
●何か出来たら好物の餌をあげて名前を呼んでほめてあげるようにする。
この繰り返しをします。
“名前を呼ばれると良い事が起きる”、とフェレット自身が理解できるまで教えこみましょう。
そうすることですぐに飼い主の呼びかけに反応してくれるようになります。
フェレットにとって、人間の声によっては理解しにくい場合もあるため、トーンやスピードが毎回違っていると覚えづらくなります。
そのため名前を呼ぶときは毎回できるだけ同じイントネーション、トーンやスピードで呼びかけてください。
ここで大切なのは、怒鳴るときには絶対に名前を呼ばないことです。
名前を呼ばれると怒られたり嫌なことがあるという恐怖心を感じるようになると、フェレットはストレスを感じ、呼びかけに応じてくれなくなります。
もし、しつけとして叱る場合には、名前を呼ぶのではなく、「ダメ!」や「シュー!」と強く短い口調で行うように言うようにするなど統一とする良いでしょう。
トイレの覚え方
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フェレットを飼う上で最初に教えておきたいのはトイレのしつけです。
フェレットはもともと決まった場所でトイレをする習性があるため、この習性を利用すれば簡単にトイレを覚えさせることができます。
もちろん覚えが早い子もいれば、遅い子もいるので、トイレのしつけは焦らずに気長に行って下さい。
失敗しても叱らずにフェレットに合わせてあげる気持ちも忘れないようにしましょう。
また、フェレットはとてもきれい好きです。
トイレが汚いと、別の場所でオシッコをするようになりますのでトイレは常に清潔にするようにしましょう。
フェレットがトイレをするときの姿勢は、お尻を上げてします。
高さがないとはみだしてしまう事もあるので 、トイレを設置する場合は、高さがあるトイレを設置のがいいでしょう。
ケージの中でのトイレのしつけ
フェレットは基本的に四隅の角で排泄をする習性があります。
ケージの中であればこの習性を利用して、ケージの四隅のうちの1か所(トイレにしたい場所)にフェレット用のトイレを用意します。
フェレットは、寝床やご飯が置いてある場所で排泄はしませんので、ケージ内の角に寝袋やご飯皿などを置いておくといいでしょう。
トイレ内にはあらかじめフェレットの糞を入れて臭いがするようにしておきます。
こうすることで自分の糞の臭いを嗅ぎ分けて同じ場所に排泄するようになります。
トイレの場所を覚えるまでは、糞を少量残したままにしておくといいでしょう。
トイレの場所をなかなか覚えてくれなかったり、トイレを覚えた後でも、微妙に外してしまうこともあります。
また、時々寝ぼけて見当違いの場所にすることもあります。
この場合は決して叱ったりせず、間違えてしてしまった場所の匂いが残らないようにしっかりと除菌してください。
少しでも匂いが残っていると、その場所もトイレだと認識するようになりますので気をつけましょう。
その繰り返しで習慣づけさせます。
トイレを設置した場所が飼い主にとって都合の悪い場所であれば、毎日数センチずつトイレを移動させてください。
ケージの外でのトイレをしつけ
ケージ内のトイレでしっかり排泄が出来るようになったら、今度はケージの外にもトイレを設置しましょう。
トイレはケージで使っているトイレと同じものにすると、フェレットも安心します。
ケージ内のしつけは、結構簡単にできるかと思いますが、ケージの外はトイレを覚えるまでに少し時間がかかります。
一度覚えてしまえば出来るようになるので根気よくしつけをしていきましょう。
フェレットはご飯のあとや、起きてから15~20分を目安に排泄することが多いです。
この習性を利用し、フェレットがケージの中で排泄をするまではケージの外に出さず、排泄を待ってから外で遊ぶようにしましょう。
排泄をしたらすぐに外へ出してあげることで、「トイレをすれば出してもらえる」というように覚えてきます。
最初のうちはどこで排泄するかわからないので、とりあえずは遊んでいる近くの角にトイレを置いて様子を見ましょう。
設置した場所でしてくれなかった場合はフェレットが排泄した場所にトイレを移動させます。
フェレットをよく観察すると、排泄前の行動が分かるようになります。
排泄をする体勢をとったらトイレのある所に移動させましょう。
これを繰り返すことで次第にトイレを覚えてくれるようになります。
もし、置いた場所が飼い主にとって都合の悪い場所なら、毎日数センチずつトイレを移動させて設置したい場所へ移動していってください。
また、トイレを外してしまった場合は、臭いが残っていると、その場所もトイレだと認識するようになりますので、綺麗に掃除しましょう。
ケージに戻ってトイレをさせるには、最初はケージの周りをサークルで囲い遊べる場所を限定しておきます。
トイレまでの距離が近いとフェレットがトイレに戻りやすくなり、ケージ内のいつものトイレでしてくれます。
慣れてきたら遊ばせる場所を少しずつ広くしてトイレまでの距離をのばしていきます。
最終的にはきちんとトイレに戻ってすることを覚えます。
噛み癖のしつけ
フェレットを飼っている人で噛み癖に悩んでいる人は多いです。
フェレットの噛む行為には色々な理由が考えられます。
参考記事→フェレットが噛む理由とは
何度も噛む場合や血が出るくらい手足を強く噛んだ場合は、その瞬間に大きな声で「ダメ!」「シュー!」と叱りましょう。
後から怒っても何で怒られてるのかわからないので気をつけましょう。
叱るときは目をみてハッキリ叱る事と怒るときの言葉は家族で統一させておくことが大切です。
その際決して名前を呼んで叱らないように気をつけてください。
名前を呼ばれると叱られると勘違いしてしまいます。
噛まれた場合に鼻先を叩いてしつける人もいるようですがあまりオススメできません。
怖がってしまうだけでなく、叩いた時の衝撃で鼻の粘膜を傷つけてしまう恐れもあります。
体罰として頭を叩いたりすることもよくありません。
フェレットは痛い思いをしたことで余計に興奮してしまったり、近づいてこなくなってしまう場合もあるからです。
また、人だけでなく電気コードや布などを噛んでしまうこともあります。
誤飲や感電の恐れがあるので、コードがある場所には入れないように安全対策をしましょう。
フェレットの嫌いな味のするスプレーを使うのも効果的です。(全てのフェレットに効果がでるというわけではありません。)
フェレットの噛み癖を直すアイテムとして販売されていますので、体に害が及ぶ心配もないようです。
フェレットが良く噛む場所に噴きかけるだけで嫌がって噛まなくなるという優れものです。(電気コードやコンセント付近は感電の恐れがあるので使えません。)
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。