フェレットの皮膚病・脱毛について
フェレットの皮膚病や脱毛
最近フェレットの毛が抜けたり、痒がるような症状はありませんか?
皮膚疾患は高齢になるにつれ、多くみられるようになります。
皮膚病を放置すると悪化し、治療が長引いてしまうことがあります。
フェレットの皮膚病の発生は他の動物に比べるとそれほど多くないですが、重大な病気からくることもあります。
そのため、原因をはっきりさせることが大切です。
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皮膚疾患の主な症状
●脱毛
●痒み
●フケ
●発疹
●皮膚の黒ずみ
●しっぽの変色
皮膚疾患の主な原因
■乾燥肌
肌にあわないシャンプーを使用したり、シャンプーの回数が多いと悪化することがあります。
肌に合わない場合にはシャンプーを変えましょう。
またお風呂は月に1回程度にしましょう。
■季節の変わり目により新陳代謝が活発になる
フェレットの毛は春と秋に抜け新しい毛が生えてきます。
この場合の抜け毛は気にしなくてもかまいまん。
抜け毛を舐めて腸内に毛玉が溜まると最悪の場合、腸閉塞を起こすことがあります。
■ノミ
ノミが原因場合は噛まれた周りがピンクやオレンジ色になっています。
ノミをとるにはまずシャンプーをすることです。
多頭飼いの場合は他のフェレットのもノミがいる可能性が高いです。
■耳ダニ
多くは無症状ですが、重度になると耳の中に真っ黒な耳垢が見えるようになります。
炎症が広がると強烈な痒みで耳をかくようになります。
■アレルギー
食餌性アレルギーの場合は餌に使用される素材の一部や添加物に反応して発疹ができます。
この場合餌を変えると改善されます。
■ニキビダニ
ニキギダニは通常人や犬・猫・フェレット・ハムスターなど多くの動物に寄生しています。
通常は無症状ですが、免疫力の低下や遺伝・毛包内の細菌等によって発症するといわれています。(詳しい病理発生はまだ解明されていません)
症状は局所性と全身性にわかれ、脱毛や潰瘍、滲出性出血等みられます。
獣医さんに相談するといいでしょう。
■肉球が荒れる
この症状はハードパットと呼ばれます。
原因は風邪・トイレ砂が肌に合わない・ケージの底網による床づれもあります。
トイレの砂を変えたり、金属性の網は使用しないようにしましょう。
■真菌(水虫)
最悪の場合ジステンパー感染の症状も考えられます。
きになる症状がある場合は獣医さんに相談するのがよいでしょう。
■毛包炎
毛穴に分泌物がたまり、細菌が感染することが原因です。
皮膚が茶色に見え、痒みがでることもあります。
治療法は殺菌効果のある薬用シャンプーを使用します。
感染が強い場合には抗生物質を投与します。
定期的にシャンプーすることで予防できます。
■脱水症状
皮膚に張りがない場合脱水症状が考えられます。
すぐに病院にいった方がいい症状
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■皮膚に腫れ物ができた
少し盛り上がる炎症を起こしたような腫れ物ができてフェレットが痒がるような場合は腫瘍の可能性もあります。
この腫瘍は良性のもの悪性(癌)のものがあります。
早めに獣医さんに相談しましょう。
■副腎腫瘍
副腎腫瘍に罹患したフェレットの90%に発生すると言われているのが脱毛です。
脱毛は、シッポから始まる場合が多く、やがて体全体に広がっていきます。
皮膚には特に異常はありません。
この場合も早めに獣医さんに相談しましょう。
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
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最後までお読みいただきありがとうございました。