フェレットの繁殖

フェレットの繁殖

国内で販売されているフェレットの9割以上は海外のファーム(繁殖場)から輸入されています。

ファームごとに改良され繁殖が行われています。

現在、日本のぺットショップで販売されているほとんどのフェレットは、生まれてすぐに臭腺を取り除く手術と、生殖腺除去手術(メスは避妊、オスは去勢手術)を行っています。

この2つの手術を行っていることをスーパーフェレットと呼びます。

一方、生殖腺除去手術と臭腺を取り除く手術を行っていないフェレットのことをノーマルフェレットと呼びます。

参考記事→スーパーフェレットとノーマルフェレットについて

日本で販売されているフェレットのほとんどはスーパーフェレットのため、個人で繁殖することはできません。

ブリーダーや里親の中にはノーマルフェレットもいますが、個人でフェレットを繁殖するのはかなり難しいのです。

今回はどのようにフェレットが繁殖されているのか解説していきます。

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フェレットの発情期による体の変化

フェレット繁殖

フェレットは発情期を迎える季節が限られています。(季節繁殖性動物といいます。)

季節繁殖動物はフェレットの他にも猫が当てはまります。

フェレットの発情期は年に2回。

3~8月が繁殖期です。

日照時間の延長とともに始まります。

フェレットファームでは光の周期を調整しているため、年中フェレットを繁殖させることができます。

オスのフェレットは発情期を迎えると陰嚢に睾丸が降ります。

そして体臭が強くなり、マーキング行動します。

さらに他のフェレットに攻撃してしまうこともあります。

発情し始めると交尾するまで発情が続きます。

120日ほどの間に交尾がなければ発情が終了します。

一方、メスのフェレットは外陰部が赤やピンク色になり膨張し、1か月ほどで最大になります。

交尾すれば3週間以内でもとに戻ります。

メスのフェレットは発情すると交尾ができるまで発情が続きます。

発情期が続くとエストロゲンというホルモンが過剰に分泌し貧血がおこります。

この貧血のことをエストロジェン誘発性貧血といい、避妊手術をしていないメスのフェレットのみにおこる病気です。

発情期が延長されたメスの約50%が発症し、そのうちの30%が命を落としてしまいます。

交尾が出来ない状態が続くのであれば注射を投与する必要がありますので早めに獣医さんに相談してください。

また、発情期間中にフェレットにおこる体の変化は、食欲低下、睡眠時間が少なくなる、体臭がきつくなる、攻撃的になる等、しばらく続きます。

交配と受精について

発情期のメスとオスはおおよそ1時間ほど交尾をします。

メスが興奮状態にあるとオスを必要以上に攻撃してしまうことがあります。

無事に受精した場合は2週間ほどたつとお腹にコリコリとした感触が確認できます。

受精後、約42日の妊娠期間を経て8頭出産します。

10頭産まれることもあります。

受精しなかった場合は40日すぎたあたりから再び外陰部が赤やピンク色になり膨張し、交尾ができるような状態になります。

出産

妊娠してもこれまで通り他のフェレットと一緒に生活させてもかまいません。

しかし、出産が近くなってくるとストレスにより神経が過敏になるため2、3週間前までには他のフェレットと隔離しましょう。

出産間近になると巣穴を作るような行動をし始めます。

出産後数日間は人間が驚かせたり、触ってはいけません。

ストレスを過剰に与えてしまうと母親フェレットが子供を共食いしてしまうことがあります。

気温の変化には注意し、室内の温度を一定に保つことが大切です。

出産前後の母親フェレットと新生フェレットの命の危険とは

新生フェレットの命の危険

新生フェレットの死亡率は約7%です。

出産後、数日以内に脱水症状や体温低下、低血糖症がおきやすいといわれています。

さらに、母親による育児放棄や母親のストレスによる共食い、出産中胎盤に絡まり死産することもあります。

母親フェレットの命や感染症の危険

母親の死亡理由の大半が感染症によるものです。

出産により体力低下や過剰なストレス、雑菌やウイルスによる感染だと言われています。

授乳しなくなったり、乳腺が膨張、変色や硬くなったりした症状が見られるときは乳腺炎の可能性があります。

感染が原因でおきるといわれています。

治療は抗生物質を投与します。

授乳できない場合は人工保育に切り替えないといけません。

ベビー赤ちゃんの成長

生後すぐの赤ちゃんフェレットは10グラムと小さく毛もほとんどはえていません。

しかし、フェレットベビーの成長スピードはとても速いです。

6~8週齢ほどで離乳します。
フェレットの寿命は平均で6年~8年ですが、生後16週には大人の体重とほぼ同じになります。

参考記事→フェレットの赤ちゃん(ベビー)の育て方

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今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。

今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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