フェレットの気になる症状・病気まとめ
フェレットの気になる症状・病気まとめ
こちらでは病気や気になる症状について一覧にしています。
赤ちゃんや高齢のフェレットは症状が重くなることもありますので気を付けなければいけません。
家族の一員であるフェレットにはいつまでも健康で長生きをしてほしいと願うものです。
そのためにもフェレットに起こりうる病気を事前に理解し、早期発見と早期治療ができるようにしておきましょう。
体調の異変に気付いたらすぐに獣医さんまたはペットショップで相談しましょう。
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くしゃみ、鼻水、咳
フェレットがくしゃみをしたり鼻水や咳がでるときには様々な原因が考えられます。
例えば、フェレットの体が急劇な温度変化に対応できないときに咳き込むことがあります。
また、フェレットは風邪を引いたり、インフルエンザに感染することもあります。
ほとんどは数日で回復しますが、アレルギーや病気が原因で長引くこともあります。
こちらに詳しく解説していますので参考にして下さい。
フェレットの風邪・インフルエンザ
人間の風邪が犬や猫にうつることはありません。
しかし、フェレットは人間から風邪やインフルエンザうつってしまいます。
また、フェレットの風邪が飼い主にうつることがありますのでお互いに注意が必要です。
主な症状は、熱、鼻水、咳など人間の風邪症状とほとんど同じです。
ひどい場合には、食欲不振、下痢や嘔吐といった症状もあらわれます。
高齢のフェレットや赤ちゃんフェレットの場合は悪化する場合もありますのではやめに獣医さんに相談するといいでしょう。
参考記事→フェレットの風邪とインフルエンザについて
フェレットの下痢・うんちで健康チェック
フェレットは他の動物に比べると下痢をしやすいと言われています。
下痢の原因は様々です。
環境の変化やストレスによるものから危険な病気のサインもありますのでできるだけ早く原因をつきとめなければなりません。
下痢から脱水症状をおこして状態が悪化してしまうこともありますので注意が必要です。
参考記事→フェレットの下痢について
また、日頃からうんちの状態を見て健康チェックすると病気にはやく気が付きます。
こちらの記事を参考にして下さい。
参考記事→フェレットのうんちで健康チェック(血便や緑のうんち)
少しでも様子がおかしいときは獣医さんに相談しましょう。
フェレットの嘔吐・脱水症状
フェレットは通常ほとんど嘔吐は見られません。
異物誤飲や病気が原因になっている場合もあります。
主な原因は以下のものです。
- 胃腸内異物
- ストレス・精神的なもの
- もともとお腹がゆるい
- いつもと違うものを食べた
- 胃潰瘍・インスリノーマなど病的なもの
また嘔吐や下痢によって脱水症状を起こしてしまうことがあります。
脱水症状を起こすとぐったりしたり、食欲低下、尿の量が少なくなるなどといった症状がでます。
症状が軽い場合はスポイト等で水を与えて下さい。
飲むことを拒絶した場合は脱水症状が進行している可能性があります。
この場合は無理に飲ませようせず獣医さんに相談してください。
参考記事→フェレットの嘔吐と脱水症状
フェレットの骨折
骨折は比較的若いフェレットに多くみられます。
暴れたり、高い所からの落下またはドアや窓に挟まることで骨折が起きることが多いです。
症状は、腫れ、熱感、痛み足を引きずるようなしぐさ、足を床につけないように浮かせて歩くなど。
骨折以外にも内臓破裂や麻痺、痙攣を伴うこともありますのでぐったりとしていているような場合にはすぐに獣医さんに相談することをオススメします。
危険は身近なところにあります。
骨折は飼い主が事前に危険なものどかすなどして予防することもできます。
こちらに骨折について、また予防策について詳しく記載していますので参考にして下さい。
参考記事→フェレットの骨折と予防
フェレットの脱肛
フェレットは他の動物に比べると脱肛しやすいと言われています。
赤ちゃんフェレットや幼いフェレットに特に多いです。
排便の際力んだり、炎症を起こすことで引き起こされてしまいます。
お尻の穴の周辺が赤く腫れていたり、出血することで脱肛に気付くことも多いです。
食生活を整えて便秘にならないようしたり、ストレスをためないようにすることで予防することもできます。
参考記事→フェレットの脱肛(痔)について
フェレットの皮膚病・脱毛
フェレットの毛が抜けたり、痒がるような症状がある場合皮膚病である可能性もあります。
高齢になるにつれ多くみられるようになりますが、皮膚病を放置すると悪化してしまい治療が長引いてしまうことがあります。
また、重大な病気からくることもありますので原因をはっきりさせることが何より大切です。
参考記事→フェレットの皮膚病・脱毛について
フェレットの耳ダニ
耳を頻繁に掻いたりする場合は、耳ダニや外耳炎を疑いましょう。
耳掃除をしないとどんどん耳垢がたまってしまいます。
放置すると臭くなったり、耳ダニも入りやすくなります。
2週間に1度は耳掃除をして清潔に保つことが大切です。
フィラリア
フィラリアは犬だけでなく実はフェレットにもかかります。
フェレットは心臓が小さいため他の動物に比べて致死量が高いです。
しかし、きちんと予防をすれば感染を防げる病気でもあります。
予防は犬に使用するフィラリアの薬を体重にあった量で投与します。
フィラリアについてきちんと理解してフィラリアを予防することが何より大切です。
参考記事→【フェレット】フィラリアについて
【フェレットの三大疾患】副腎腫瘍・インスリノーマ・リンパ腫
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副腎腫瘍、インスリノーマ、リンパ腫はフェレットの三大疾患と言われています。
命にかかわる病気ですが早期発見することで治療を早く開始できることもあります。
少しでもおかしいと感じたら動物病院で相談することをオススメします。
ではそれぞれ見ていきましょう。
リンパ腫
リンパ腫は血液の癌のことです。
白血球である血液細胞のリンパ球が腫瘍化し、血液中やあらゆる部位で増殖します。
このリンパ腫の増殖を阻止することができないと最終的には命を落としてしまう大変怖い病気です。
症状はリンパ腫が増殖をした部位によって変わってきます。
共通しておこる症状は、食欲不振、体重の減少、微熱、貧血など。(リンパ腫特有の症状ではありません)
他にも脾臓の腫大、衰弱、呼吸困難、下痢、嘔吐、黄疸などの症状が現れることがあります。
少しでもおかしいと感じたら動物病院に行くことをおすすめします。
こちらに詳しい記事がありますので参考にして下さい。
参考記事→フェレットのリンパ腫(癌)とは
インスリノーマ
膵臓(すいぞう)にはβ細胞と呼ばれる細胞が存在しています。
インスリノーマとはこの細胞が腫瘍化したものです。
この病気は早期に発見できれば手術や内服薬にて一定期間良好に保つことができます。
検査は血液検査をして血糖値が低いかどうか調べます。
血糖値の数値が低いとインスリノーマの疑いがあると考えられます。
インスリノーマになった場合は家庭のケアも大変重要になります。
こちらに詳しい記事がありますので参考にして下さい。
参考記事→フェレットにかかりやすいインスリノーマの原因と症状
副腎腫瘍
副腎腫瘍はフェレットの中で発生頻度の高い疾患の1つです。
副腎腫瘍は、腎臓の近くにある副腎という小さなの片方または両方が腫瘍化または肥大化し性ホルモンが過剰に分泌されます。
症状は、貧血、脱毛、かゆみ、外陰部の腫れ(メス)、オスは前立腺の肥大により排尿障害(尿が出にくくなる)などです。
早期に発見し治療を始めることによって副腎腫瘍とうまく付き合っていけるケースも少なくありません。
主な症状や治療法はこちらを参考にして下さい。
参考記事→フェレットによく起こる副腎腫瘍の治療とは
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。