フェレットの赤ちゃん(ベビー)の育て方
赤ちゃんフェレット
生後すぐの赤ちゃんフェレットは小さいですが、成長スピードはとても速いです。
フェレットの寿命は平均で6年~8年ですが、生後16週には大人の体重とほぼ同じになります。
ペットショップで販売されているフェレットは1か月以降のフェレットが多いです。
ベビー時期からフェレットを育てたいと希望する方は多いですが、育て方にはいくつか注意することがあります。
赤ちゃんフェレットを飼うときは、飼育方法についてしっかり理解をしたうえで迎え入れるといいでしょう。
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赤ちゃんフェレットの成長
●誕生
体重約6~10グラム。
無毛でまだ目が開いていません。
●生後2日~2週間
細い被毛が生えはじめる(4週間ごろには生えそろいます)
2週間ごろから乳歯が生えてくる
●生後4~5週間
目は生後34日前後で完全に開きます。
歯もこの時期に完全に生え揃います。
離乳スタート時期
歯が生えそろった4週目くらいから離乳をはじめましょう。
いきなり硬いフードをあげるのはなく、お湯でふやかし柔らかくしてから与えましょう。
購入時、すでにフェレットの離乳が終わってる場合はペットショップで与えられていたものをあげるとよいでしょう。(突然フードの種類を替えてしまうと、下痢や拒食することがあります。)
フードの種類を替えたい場合は、徐々に切り替えていきます。
今まで与えていたものに、少しずつ新しい種類のものを混ぜ入れるといいでしょう。
約6週間
体重平均は300~450グラムまで成長
●生後約10週~
この頃からフェレットの食事ををウェットから固形フードに切り替えます。
突然固形にしてしまうと味や食感が違うため、食べなくなってしまうことがあります。
排便の様子をみながら、ふやかしフード+固形フードにして少しずつ切り替えましょう。
約16週
大人の大きさになりその後体重の変化はほとんどありません。
赤ちゃんフェレットの人工保育方法
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フェレットの赤ちゃんは一般的には母親フェレットが育てます。
母親フェレットは赤ちゃんフェレットに母乳を与えたり、排泄など育児をします。
中には母親フェレットのストレスなどの問題で育児放棄してしまうことがあります。
参考記事→フェレットの繁殖
育児放棄された赤ちゃんフェレットは、人間が母親のかわりに育てなければ生きていくとこはできません。
しかし、フェレットの赤ちゃんを人工保育するのは簡単なことではありません。
赤ちゃんフェレットが成長するには、母乳のかわりになるミルクを与えなければなりません。
ミルクは、フェレットの母乳に近いヤギのミルクで代用します。
下痢をしないように最初はお湯で薄め、35度前後に温めます。
1日に与える回数は約10回、スポイトを使うと与えやすいです。
勢いよく与えて喉に詰まらせるといけないのでゆっくり与えましょう。
1回量はフェレットが欲しがるぶんだけ飲ませてあげてください。
排尿や排便しやすいように布などで時々、肛門や尿道口を優しくマッサージしてあげるといいでしょう。
わからないことがあればかかりつけの獣医さんに相談することをおすすめします。
赤ちゃん時期の注意点
免疫の弱い赤ちゃんフェレットはちょっとした体調の変化は自力で回復できないこともあります。
下記のことに気をつけましょう。
●温度
室温は15~23℃程度、湿度は30~50%に保つようにしましょう
●ワクチン接種時期を確認しましょう。
販売前にワクチン1回目を完了していることがあります。
ペットショップで2回目のワクチン接種時期を確認しましょう。
●事故に気をつけましょう。
フェレットは、食べられないものも口に入れたり、飲み込んだりします。
危険だと思うものは、ケージに入れておかないようにしましょう。
●キスはやめましょう。
赤ちゃんフェレットは免疫が弱い為いろいろな病気に感染しやすいです。
人間の口の中の菌がフェレットの口内に入ると大きな病気の原因になることもあります。
またフェレットの伝染性リンパ腫の原因は、EBウイルスといって人間の口内にあるというデータもあります。
●体調に変化に注意しましょう。
お迎えしたあと、フードを食べなかったり、下痢が2日以上続く場合、嘔吐、血便などおかしいと思われたらただちに病院へ受診下さい。
その他、少しでもおかしいと思われたときはかかりつけの獣医さんに聞いてみましょう。
今回の記事が少しでもお役に立てたら幸いです。
今回の記事をお読み頂いた感想や、フェレットのことでお悩み等ございましたら下のフォームよりお気軽にご相談ください。
最後までお読みいただきありがとうございました。